近年、若者の中でエナジードリンクがすっかり定着したように感じます。
クライミングジムでも、飲んでいる人をよく見かけますし、フェスなどでもよく見かけます。先日はディズニーランドでも飲んでる女の子がいて、遊ぶのもかなり本気を感じますねww
その一方で、身体に悪いとか海外で人が死んだとか様々な情報が飛び交っています。
そこで今日はエナジードリンクについて少し考えて見たいと思います。
目次
1.エナジードリンクってそもそも効果あるの?
・エナジードリンクの主な成分は?
・糖類:疲労回復効果。砂糖は摂取するとすぐに分解され、ブドウ糖が血液中に入り、疲労回復につながります。
・カフェイン:眠気覚まし、興奮作用他が期待される。
・アルギニン:疲労回復効果が期待される
・ナイアシン:糖質、脂質、タンパク質の代謝に関連するとされている。
・ガラナ:カフェインの一種
・昔からある栄養ドリンクとは何が違うの?
昔から日本に根付いている飲料の中に栄養ドリンクがあります。
「なんか、元気が出そう!!」とエナジードリンクと同じようなものと思いがちですが、大きく違う部分があります。それは分類です。
・栄養ドリンク:医薬部外品
・エナジードリンク:清涼飲料水
この違いにより、栄養ドリンクは「滋養強壮」や「栄養補給」などの効能をうたうことができます。
エナジードリンクは効能をうたえません。
よく見てみてください。
何が含まれているかは書いてあっても、どんな効果があるかは一切書いていません。
ここが大きな違いになります。
2.エナジードリンクって危険じゃないの?
エナジードリンクの健康影響については学術研究も盛んになっており、アメリカのある論文データベースを検索すると400余りの論文が出てきます。
最も危惧されているのがカフェインです。
カフェインは一度に多く取り過ぎることで、心拍数増加、興奮、緊張感、精神錯乱、妄想などの症状を引き起こします。
欧州の食品安全機関では、一度にカフェインを体重1kg当たり3mgまでの接種であれば安全(妊婦を除く成人)だろうとしているようです。体重60kgの成人であれば、1800mgまでになりますね。(あくまで参考値であり安全を保証するものではありません)
また、糖類が多く含まれていることも、懸念すべき点です。食品表示を確認すると、基本的に糖類が最も多く含まれており、栄養成分からみても砂糖に換算して大さじ3杯以上は入っていると推測できます。皆さんご存じのように、糖類の大量摂取は肥満や糖尿病のリスクを高めます。
3.まとめ
・エナジードリンクは効能をうたうことができないが、含まれている成分より、疲労回復や眠気覚まし、興奮作用が期待できる。
・危険性に関しては、飲みすぎなければ問題ないと考えられている。